拓実の交通・旅行チャンネル

鉄道を中心に交通全般の訪問履歴や、休日の観光・訪問先を記録しています。

冬の豪雪期!高山本線乗り通し記録【岐阜⇒富山】後編

冬の豪雪期高山本線乗り通し記録の後編。飛騨古川から富山駅までの記録です。

さて、今回の乗車目的である、高山から富山間の完乗と豪雪の高山本線の車窓を堪能する旅。いよいよ県境区間を通り富山へ至る部分を通過する。初めて通る道路。線路。道にワクワクするのは私だけであろうか。いや、乗り物好き。旅行好きな方の中に同じ

気持ちになる方がいることを信じた。ワクワクする私を妻はいつも少し冷ややかな目で見ている。。。

 

飛騨古川から猪谷

 

飛騨古川を出たひだは山間の宮川沿いを走行する。この猪谷までの区間は民家も少なく閑散としており、カーブも多く速度も出ない。

あたりは深いには一面の雪景色が続く。

 

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宮川と国道360号線に沿って進む。

トンネルを複数超えると山間の区間が少し開け、富山県側の最初の駅、猪谷駅に到着する。この駅はJR東海JR西日本の境界駅。運転手、車掌が西日本の方に交代した。

ホームは1面2線のみだが、以前はここから奥飛騨温泉郷神岡鉄道が伸びていた名残か、広い構内を有している。

 

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JR東海と西日本の境界駅猪谷駅。乗務員交代が行われる。

 

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猪谷出発時に現在整備中の猪谷楡原道路になる赤いアーチ橋が見える

2.猪谷から富山

ひだは猪谷を出ると徐々に標高を下げ、やがて飛騨古川付近から続く山間区間を抜け、越中八尾駅に到着する。この辺りまでこればもう富山市ベッドタウンとでもいえるだろうか。越中八尾からは普通列車の富山方面へは普通列車の本数も増加する。

越中八尾は毎年9月に行われるおわら風の盆で有名な町。お祭りの期間は臨時列車も多数設定される。

その後は日産化学の工場を横目に速星駅を通過する。名古屋⇔富山1日3往復のひだのうち、2往復が速星に停車する。私の乗車便は通過。広い構内を保有しており、今でも貨物扱いがある。数分ほど走行した後左手からあいの風とやま鉄道が合流し、真新し高架駅の富山駅に到着する。岐阜駅から約4時間での到着。

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笹津駅手前で見える笹津橋 昭和16年完成の橋とのこと。デザインが特徴的

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速星駅付近で見えた日産化学の工場 気になるがじっくり見ることはできなかった。

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富山に到着したひだ。30分程の休憩を経てひだ14号で名古屋へ引き返す


3.まとめ

岐阜から富山まで初めて高山本線を完乗した。キハ85のハイデッカー構造のおかげで、社内からの眺望がとても良い。沿線も見どころが沢山あり、終始飽きることはない。新型車両HC85型の登場前にぜひ富山⇔岐阜・名古屋の移動に高山本線を利用してみてはどうだろうか。

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当日は2時頃以降は雪の影響で運休となっていた