冬の豪雪期!高山本線乗り通し記録【岐阜⇒富山】前編
2022年2月の日本海側では大雪が続いていた時期の某日、岐阜駅から富山まで高山本線をワイドビューひだで完乗した際の記録です。前編・後編の2部に分けて記入しています。
1.ワイドビューひだとは
ワイドビューひだは名古屋から高山を結ぶ特急列車。一日3往復は富山まで運転され、1往復は大阪発着便が設定されています。
名古屋から富山への移動といえば、値段であればバス移動が主要。鉄道であれば名古屋から新幹線に乗車。米原駅から特急しらさぎに乗車、さらに、金沢から北陸新幹線への乗り換えが一般的だろう。しかし、高山本線の利用も忘れてはならない。時間は金沢経由よりかかるものの、乗り換えなしで移動ができ、さらに沿線車窓も四季折々の車窓を満喫することができる。特に今回、冬場の飛騨古川から猪谷にかけての県境付近の豪雪地帯の車窓は圧巻でした。
使用車両はキハ85。特徴は座席位置が高い所にある事。また、車両先頭部では座席から全面の眺望が確保されていおり、座席の前列は高山線沿線の素晴らしい車窓を前面展望で満喫することができる。しかし、後継車両のHC85系のデビューが決まっており、このキハ85が高山線で活躍するのも終わりが見えている。
HC85には車内から全面の眺望は期待できないので、高山線の景色を満喫したい方は今のうち。
2.いざ岐阜から乗車
駅外のキオスクで約4時間に及ぶ長旅の食材を購入し、いざ乗車
特急ひだ3号のグリーン車は岐阜駅時点では7割ぐらいの座席が埋まっているぐらいだろうか。前面展望が楽しめる1-5列目ほどはほとんど鉄道ファンの方の乗車の様だ。
私は9番C席。8番席と9番席の間には窓枠が・・少しはずれの席か。
しかし、久しぶりの高山本線の乗車。かつ高山先の初乗車でどのような景色が楽しめるのかのワクワクが勝る。
まず朝食に名古屋駅で駅弁屋を営む老舗、松浦商店さんの天むすをいただく。
岐阜から美濃太田を少し超えた下麻生あたりまでは、高速化の対策がなされており、
単線区間だが、最高速度110キロで走行する。特に鵜沼付近まではほぼ最高速度に
近いスピードで疾走。
3.下呂を過ぎるあたりから景色は激変
岐阜を出発して1時間半。下呂を出発し、上呂駅を通過した付近から急に車窓に雪景色が広がる。おお!この飛騨路の雪景色を目的に乗車していたので、見れてよかった!
今年は例年より降雪が多いとニュースで言われていた通り、雪深い。その中をひだはスピードを変えず、力強くエンジンを回転させ進む。
4.高山駅~飛騨古川駅
10時58分、岐阜駅を出て約2時間で高山駅に到着。ここで後ろ4両の切り離しのため、5分停車。
高山駅を出発したひだは、3両の身軽な編成となり、富山駅を目指す。
高山から富山までは初乗車区間。初めて乗車する区間って気持ちが高まるのは私だけえしょうか?この時も一人ワクワクしていました。。。
飛騨古川まではこれまでの山間の車窓から一変、開けた飛騨の盆地を駆け抜ける。
5.前半まとめ
飛騨古川駅を抜けるといよいよ豪雪地帯の県境越えの区間。
この区間は特に積雪が多く、冬場は豪雪による運休も多く発生する。
続きは次回後編で。